まさかの坂を転がり落ちている主婦のブログ

会社員の夫と専業主婦の私と4人の子供の6人家族がまさかの坂に直面!

人生初体験。弁護士に相談

ストレスからくる下痢と頭の中で悪いことばかり考えてしまって、全然楽しめなかったキャンプの翌日。

 

私も夫も人生において初めての体験をしました。

それは弁護士に相談をするということです。

人生は色々なことがあると思いますが、私たちは弁護士と関わるほどのトラブルにはあったことありませんでした。

ですが、今回の件で初めて弁護士に聞いてみよう!と思い、お世話になりました。

 

結論から言うと、「私たちは未払い分を払えば後は何もすることがない」とのことでした。

ポイントとして言われたことは以下です。

退去宣告は、普通6ヶ月前に言わなければならないこと。

内容証明が弁護士の名前ではなく、地主本人名義で送られてきてること。

地主サイドが本当に退去が希望なら、こちらは建物も買い取ってもらって立ち退き料が請求できること。

裁判になっても100%勝てるということ。

 

こんな感じで説明されました。

(ちなみにですが、この翌日に無料相談も利用したところ、無料の相談の場合は電話だったので直接契約書などを見ることが出来ないのでハッキリとは言えないが、私たちが大金を支払って出なければならないということはないと助言して頂きました。あと契約が切れてることは、言わなくても良いことなのに地主サイドが口を滑らせたね。と言っていました。)

 

私は夫からその事を聞いて、本当に本当に心から安心したのを覚えています。

やっぱり急な退去宣告はおかしいよな。と言う思いと、とは言えこちらがいけなかったこと。しっかり謝罪して穏便に終わらせたいと言う気持ちでした。

 

この相談が終わった後やるべき事がありました。

まずは、地主に電話して滞納分を支払う事

口座を教えてくれないなどの理由で払えない場合は、法務局へ行って供託という形でお支払いすることでした。

 

早速電話したのですが、電話で話される内容は毎度同じこと。

「あなた達は14ヶ月も支払いを滞納した。あり得ないことなのよ。謝って済む問題じゃない。わざわざ郵便局に行って内容証明出した意味がないじゃない。契約は1月で切れているのだから、あなた達は不法滞在なのよ。」と。

とりあえず滞納分だけでも払いたいとお願いしても、また同じことを言われてしまいました。

 

なので私たちは供託することに決めたのです。

翌日、夫が会社を休んで法務局へ行って、遅延金と滞納分の賃料を支払いました。

法務局の方が遅延金なども日割りで計算してくれて、正直言って地主に請求されるより安心して支払うことができました。

これでもう法律的には何も問題がないとのことで、私たちが今できることは全てやりました。

ほっと一安心です。

 

続きます。

 

2回目の電話

地主からの連絡待ちをしていたのですが、中々連絡はありませんでした。

週末に電波の届かない場所へ行く用事があったので、その時に連絡が来ても申し訳無いと思い、こちらから電話してその旨を伝えました。

 

その時からおや?と思うような地主の対応が始まりました。

 

最初の電話の時に、地主の都合の良い時間が21時から24時だと聞いていたので今回もその時間帯の21時30分くらいに電話しました。

21時から24時が都合が良いといわれても、やはり遅い時間にかけるのは申し訳ない気持ちでした。

 

夫が電話したところ、「(地主が)電話するなんて言ってない。そもそもこんな時間に電話してくるなんて失礼よ。あなたたちは未払いの状態で14ヶ月もいたんだから。そもそもこの契約自体1月で契約切れなのよ?あなたたちは今不法滞在なのよ!」と言われてしまいました。

もう私も夫もまず、え?契約が切れてるってどういうこと…。聞いてない…。

しかも、この時間帯がいいって言ったのはそっちだし…電話するって言ってたから週末に電波の届かない場所へ行く事を伝える電話をしたのに…。

という悔しい思いばかりが残り、そして

契約切れてるのか…終わったな(ここを出なければならない)という気持ちでなんだか変な諦めみたいな気持ちが湧いてきました。

週末はキャンプへ行ったのですが、もう私は上の空でした。夫も辛かったのに、長距離運転と子供たちと楽しく過ごしてくれて、本当に感謝でいっぱいでした。私は山の中で一泊して、こういうところへ引っ越すのもいいな…なんて思っていました。

 

キャンプから帰ってくると、私はどこか吹っ切れていて、とにかく地主には謝罪して滞納分を支払い、あとは家族が楽しく暮らせる事を第一に考えようと気持ちを切り替えられました。

相変わらずお腹の調子は悪いままだったけれど、気持ちは前を向こうとする気持ちになったのです。

 

キャンプから帰ってきた翌日、有料の弁護士と初めての相談です。

 

 

地主に電話。謝罪するも受け入れてもらえず。

内容証明が届いてすぐに、地主に電話をしました。

私たちの犯してしまったことを謝罪し、すぐに滞納分は支払うということを説明しました。

当たり前ですが、叱られました。

その電話では、地主は「不動産屋や弁護士に相談したから自分1人の判断で許す事は出来ないから後日電話する」という事で電話は終わりました。

 

その電話の時、私はどうすることもできず部屋の隅で震えていました。怖くて怖くて。

電話が終わって夫に話の内容を聞いて、更に具合悪くなってしまい、その後はすぐに布団に入りました。眠れなくて、不動産問題を扱っている近くの弁護士をネットで探しました。この時探した弁護士さんは今お世話になっています。とっても良い方で、あの時の私ナイスっ!と自分を褒めてあげたいです。

 

夫も色々調べ始めていて、役所でやっている無料の弁護士相談を予約してくれていました。不動産関係の知人に相談もしてくれていました。

翌日には私が調べた弁護士事務所に予約をとってくれました。

 

この頃、まだ私と夫のメンタルはボロボロでしたが調べれば調べるほど、こんな急な退去宣告あるの?アリなの?そもそも14ヶ月の間になんの通知もしてこないのもどうなの?

というような事を思うようになりました。

 

でも悪いのは私たち。自分たちを責める気持ちが止まらなくて、夫婦で更に具合が悪くなっていきました。

私は下痢が止まらず、夫は不眠。そして2人して頭痛と肩こりに悩まされました。

 

なぜこんなことになったのか。

このままこの地で子供達が大きくなるまで生きていくんだと決意しかけたころ…

家賃の滞納、それによって退去宣告されてしまった私たち家族。

 

なぜこんなことになってしまったのかという事を書いていこうと思います。

 

私たちは都内で出会い都内で結婚し、都内で長男長女を出産しました。

しかし夫の母、つまり私の義母が病を患っていたため夫の意向で都内から出て義母と同居することになったのです。

その家が今起きてる問題の家。

私たちが越してきてから1年半程で、義母は帰らぬ人となってしまったのですが、私たちは都内に戻ることは選ばずにここに住むことを選んだのです。

理由は子供。やっとこの地に、通っている幼稚園に慣れてきたころだったのが1番の理由でした。

また一軒家ということもあり、子供たちが走っても親のストレスは少なく済む。ということも理由の一つでした。

そうと決まれば、家の持ち主を夫にするための手続きをしました。

その時に一度地主に電話して義母が亡くなったことを伝えています。

 

私たちがミスを犯してしまった理由の一つに、義母が亡くなる前にキチンと今後の家のことについて話さなかったことです。

義母は私のことを考えてくれて、"私が死んだら、もう実家の近くへ引っ越しなさい。"といつも言っていました。

だからなのか、身の回りのことはほとんど片付けていってくれたのですが、家のことだけは、何も聞かされていなかったのです。

 

そして私たちも、持ち家に住むこと自体初めてで、本当に知識不足でした。

家の所有権を変えるのが結構大変で、次男の出産もあり、義母の希望で墓じまいしたいということでお墓のことやその他の手続きに追われていました。

家のことは所有権を夫にしたら安心してしまって、地主さんのことなんてすっかり忘れてしまったのです。本当に申し訳なく思っています。

 

また、地代を1年間分義母が払っていたので義母の亡くなった年の年末までは支払われていたのです。

 

私たちはその後1年と4ヶ月支払いを忘れていたのです。

 

事の経緯はこんなところです。

 

内容証明届く。出ていかなきゃいけないの?!

3月某日。

毎日4人の子育てに追われつつ、幸せな毎日を過ごしていたある日の夕食どきでした。

インターホン越しに郵便局員がいて、私は"なんだろう?"と思ったことを覚えています。

 

差出人は地主さん。

 

夫宛の手紙だったけれど、嫌な予感と興味が湧いたのとで、夫にメールで確認してから開封しました。

 

その内容とは、地代が12ヶ月未払いだということ、その為未払いだった分の地代を倍額請求するということ、2ヶ月後の末日までに家を更地にして退去しろという内容が書かれていました。

 

最初にその手紙を見た時の気持ちは今でも忘れません。

とにかく怖くて震えました。

ここに住めないの?

約2ヶ月で次の引っ越し先を決めて、子供達の学校も転校させて…

そんなことを考えると、ただただ怖かったです。

そして夫があと数十分で帰ってくるのに、怖いとメールもしました。

1人で待つのも怖かったのです。